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Studio Mimosa ミモザパン&教室

ミモザパンのある暮らし
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お餅いろいろ

U_studiomimosa正月お餅

はるか昔「結婚は異文化交流だよ!」
と言われたことがあった。

確かに地域も文化も家族も違うところで
育った人と一緒に生活するのだから
日常の中で違いを感じることが出てくる。

その一つが食。
新年最初のおせちもその一つ。
お餅の食べ方が話題となったことがあった。

和菓子屋だった実家は大晦日まで
お供え餅、のしもちなどの注文が多くて大忙し。
仕事の合間におせちの昆布巻きやなます
羊羹などをつくっていた。

紅白のお供え餅は手で丸くまるめ、
のしもちは長方形に伸ばして木の枠に入れ
形を整える。機会でもち米をつく音や
もち米の香りが働く姿とともに思い出される。

家族の分も沢山つくるから
元旦からしばらく餅を食べることになる。
餅の食べ方もいろいろ。
お雑煮や定番の海苔餅。
焼いた餅を湯に付けてきな粉に付けたきな粉餅。
焼いた餅を油で炒めて甘醤油とからめた醤油餅。
大根おろしにつけた大根餅。お汁粉など。

そして、鏡開きが過ぎるとお供え餅も乾燥し、
硬くなったのしもちも細かく砕いて揚げ餅をつくる。
よく祖父がつくってくれたもの。

今年はそんな実家のお餅を思いだしながら、
4種類のおもちを作った。
甘醤油もち、大根と納豆もち、あずきもち
うぐいすきな粉もち。
夫は餅にあんこを挟んで食べていたそうだ。
これは義父の実家の食べ方だとか。

父が入院し介護が必要になってからは
あのもっちりとひきのある餅を
食べられなくなって久しい。

実家のお餅が一番おいしかった。
当たり前に食べていたお餅。
それがどんなに有難いことだったか。
感謝とともに懐かしく思いだしながら
いただきました。

※近年のお正月料理たち↓
おせち・お煮しめ2020
おせち・お煮しめ2019
おせちプレート
お雑煮

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